2016年12月7日
第35回にて、音に関するドップラー効果について説明してきましたが 実は、光にもドップラー効果はあるのです。光とは電磁場の波(=電磁波)です。 私たちはこれら光の波長(または周波数)を視覚を介して色として捉えています。 目に見える光を可視光といい、長い波長側からレッド、オレンジ、イエロー、 グリーン、ブルー、インディゴ(藍色)、バイオレットと連続的なスペクトルを 色として認識しています。 可視光よりも波長が長い赤外線や波長の短い紫外線は私たちの目には 見えません。 |
光を放射する物体が近づいてくるとき、その物体は青く見えます。 物体の放射する光のスペクトルが短波長にずれる現象が起こるためです (青方偏移)。 同様に、物体が遠ざかるときは、光のスペクトルが長波長にずれて、赤く 見えます(赤方偏移)。これが光のドップラー効果です。 |
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