2017年3月3日
自分が常識と思っている事が他人にとってはそうではないことってありますよね?
先日お客様から、最近パドル式(回転式)のレベルスッチが誤動作するので、
更新を考えているのだけれど違う機種も検討したいと連絡をいただき、現場
確認に訪問しました。
訪問前に測定物を確認すると、小粒の砂利みたいな物の詰まり検知とお聞き
したので、さほど難しい内容ではないし、何が原因だろうといろいろ想定して
いましたが・・・
訪問して開口一番、付着物を落とすのにレベル計を水洗いしていたとの事。
「え~!!!水洗いなんかすると内部に浸水して余計にだめになりますよ!」と
言うと、「でも現場は水しぶきが常に当たる条件ですよ!」とおっしゃって、現場に
つくと確かにシュート配管には水が流れていてその中に小粒の砂利が混ざっています。
パドル式先端の軸受けあたりには水しぶきがかかっています。でも、製造日を
見ると10年前の製品で頑張って動いてるものでした。
パドル式は水洗いしないという自分の常識がこの条件では通用しない訳です。
結局、10年もっている製品ですから、更新は浸水対策や軸受け位置の変更を
して、もっと長持ちする同機種の製品で決定しました。
勝手な常識にとらわれない柔軟な頭をもてば、いろんな用途に展開できる
ことを実感しました。