2017年2月3日
ミシガン州ウェストランドでの出来事です。
シビアな取り締まりで容赦なく違反切符を切る交通課の警察官がたくさんいます。
もちろん違反や事故を未然に防ぐ為に必要ですが、中には白人警官が黒人の方々を過度に追い詰める
事例もあるようです。
そんな中、黒人男性が投稿した逸話に「これが本当の警官だ!」と賞賛の声が集まっています。
この時、後部座席に3歳の娘さんを乗せていたにも関わらず、装着が義務付けられているチャイルドシートを取り付けていませんでした。サイレンを鳴らしてやってくるパトカーの存在に気づきました。停車するように指示され手荒に違反切符を切られて終わるだろう身構えていたところ、巡査は近づいてきて、「どうしてチャイルドシートに娘さんを乗せないのか?」と尋ねました。巡査の丁寧な対応に驚きそして少し胸の内を話してみようという気持ちになり身辺の事情を話しました。車に戻ってパトカーの後についてくるように告げ、ウェルマートに着くと自分のポケットマネーでチャイルドシートを購入してくれたのです。
感謝の気持ちを巡査に伝えると、彼はこう続けたそうです。「娘さんの命を守るチャイルドシートを買えないでいるのに、さらに違反切符を切って罰金を払わせても、あなたにとっては何の助けにもなりませんから、私は自分やるべきことをしたまでです。」
後にこの時の様子についてイタビューを受けた巡査は「違反しているからといってすぐに切符を切るのではなく、この男性の話を聞いてみよう思ったのです。そうしたら自分の境遇を素直に話し出してくれて、その時娘さんの安全のために自分がチャイルドシートを買って上げようと思ったのです」と話していました。
心と心で接することの大切さが伝わってくる素敵なエピソードですね!