新着情報 News

カメットマメ知識 第54回 『計装用統一信号とは?』

2018年4月20日

テスター

計装用統一信号は?

IEC(国際電気標準会議)で制定された計装における標準化された伝送信号で、DC4~20mAおよび、DC1~5Vに統一されています。これらの伝送信号に統一することにより、システム構成が容易になり、自動制御の発展に大きく影響を与えました。

なぜDC4~20mAなの?

DC4~20mAのような電流信号を用いるメリットは以下が挙げられます。
1.ノイズの影響を受けにくい
2.伝送線抵抗の影響がない
3.1~5V入力機器への信号変換が容易
4.2線伝送方式センサが可能
なぜDC~20mAでなく、DC~20mAが使われている理由は、故障や信号線の
断線による無信号状態と、信号値ゼロの状態を区別するためです。
また、4mA以下の信号を使って増幅回路を働かせることにより、2線式発信器を
作ることができます。
電流値グラフ

機器の接続

これらDC1~5V、DC4~20mAの伝送信号を用いて、さまざまな機器(負荷)を
接続する場合の配線について紹介します。
並列接続
DC1~5V信号の場合は、下図のような並列接続になります。
並列接続
直列接続
DC4~20mA信号の場合は、下図のような直列接続になります。
直列接続
直列接続の場合は、並列接続とは異なり、端子の極性があります。
信号源の+から-まで電流がながれる経路を考慮し配線しないといけません。
つまり、各機器の端子を流れる電流の上流側を+、下流側を-とします。

2線伝送方式

DC4~20mAの出力信号線を使って電源を供給する方式です。
弊社取扱製品の中でもこの方式を採用しているものがあります。

2線伝送方式

メールでのお問い合わせはこちら

© KANSAI Automation Co., LTD. All Rights Reserved.