2017年8月4日
築地市場の場外販売店での話しです。
一般客でも新鮮な魚介類を安く購入できる為、いつも多くの人で賑わいます。
ある日、自慢の「ちりめん」に返品の要求があったと言うのです。
お客様の言い分は「何か入っている」との事で、「異物混入か?」と思ったら
そういうことではなかったと言います。
ちりめんに入っていたのは小さなイカ。確かにイワシの幼魚以外の「何か」では
ありますがこういったものが入っているのは当然、もしくはラッキーと感じている人が
ほとんどのようです。
一時期に流行ったちりめんモンスター(略してちりモン)、えび、かに、
いか、たこ、さばの稚魚の事です。
こういう問題が起こった時に心配なのが、「やっぱり一般の方に売るのは無理か」と
販売を中止してしまうとのことです。
今ではこの出来事を逆手にとって、「ちりモンを探そう」とポップをたてて売りに
しています。もちろん、気になる人はいるでしょうし本物の異物が混入していたら
問題ですが、こういった物が入っていたら、むしろ嬉しいと感じられるような気持ちで
いたいものですね。