2017年6月2日
道を歩いているとよく”マンホール”を見かけますよね!
よくは見かけますが、どんな役割があるか?中はどうなっているか?ご存知ですか?
今回は、マンホールの用途や蓋の意味やデザインなどを紹介いたします。
マンホールは英語の「man(人)」と「hole(穴)」を組み合わせた言葉です。
直訳すると「人孔(じんこう)」という意味で、水道管や汚水用の配管、火災発生時の
貯水槽、ガスの配管など地下に埋められている設備を点検・管理するために人が出入り
する穴のことです。
マンホールに似たもので、”ハンドホール”といって、人が体ごと入るのではなく手や
工具だけを差し入れて作業をする小さめの穴もあります。
そもそも、マンホールの蓋はなぜ丸いのでしょう?
四角や三角ではダメなのでしょうか?
マンホールの上を車などが通ったはずみなどで、蓋が外れた時に中に落ちてしまったら
大変です。蓋の形状が四角形だった場合、対角線が長いため角度によっては落ちて
しまいます。三角形の場合、高さが1辺の長さより短いため落ちてしまいます。
これに対して円形の場合は、どの方向からも直径は同じ長さなので落ちることは
ありません。
蓋が丸い理由は他にもあって、角がないので欠けることがないことや、転がして
運べるなどが挙げられます。
マンホールの蓋にはいろいろなデザインがあります。
ご当地の「ゆるキャラ」や観光スポット、アニメのキャラクターなどを描いた「デザイン
マンホールを各地で見ることができます。
また、”骨董(こっとう)蓋”と呼ばれる昔ながらの姿のまま現存する蓋もあります。
現在は存在しない自治体の名前や紋章を描いた戦前につくられたものが今も見ることが
できます。
|
みなさんのお住まいの地域にもいろいろなデザインのマンホールがあるはずです。
街中を歩いている時、少し気に掛けて見てはいかがでしょうか?