2018年2月2日
寒い中、いち早く春の訪れを知らせる梅の花は、1月下旬~5月上旬まで、
約3ヶ月間かけて、ゆっくりと日本列島を北上します。
ここで、梅の花のプロフィールを紹介します。
和名:梅(ウメ)
古名:ムメ
英名:Japanese apricot
※奈良時代「万葉集」では”ウメ”、平安時代以後は”ムメ”、現在は”ウメ”と
言われています。
【名前の由来】
薬用として中国から渡来した燻し梅「烏梅(うばい)」に由来。
中国音「メイ」を日本人が「ウメ」と聞き取ったために「ウメ」と呼ばれるように
なったそうです。
【花言葉】
高潔、忠実、忍耐
古くから日本人に愛されてきたウメの花。
江戸時代以降の花見といえばサクラですが、奈良時代以前に「花」といえば
ウメのことでした。
平安時代、菅原道真が愛した花としても知られ、道真とその神格化である
学問の神、天神のシンボルとしてもウメが使用されます。
【梅の開花】
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「梅」は品種が多く、たくさんの品種の育成・改良が行われ、現在では300種以上
あると言われています。
梅は各種の花に先駆けて咲き、桜などに比べ休眠が浅いために開花時期が天候
によって大きく左右されます。
高温・適湿の年は開花時期が早まり、乾燥の激しい年や気温の低い年はやや遅く
なります。
今年ももうすぐ梅の開花の季節になります。
みなさんの地域の梅の花見スポットを調べて、ひと足早い花見はいかがでしょうか?