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カメットマメ知識 第41回 『ベアリングとは?』

2016年12月7日

ベアリング

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ベアリングとは?

ベアリングは、回転している部分の摩擦を減らし運動をなめらかにする部品のことです。
軸受ともいいます。弊社製品でも多数使用しています。

 

ベアリングの歴史

ベアリングのルーツは、紀元前650年頃の古代アッシリア時代に転がり運動の原理を
応用して巨像を運んでいたと言われています。
そして、ルネサンスのレオナルド・ダ・ヴィンチが現在のベアリングに近い基本構造を
考案し、その後の産業革命が機械文明でベアリングが大きく発達しました。

 

ベアリングの原理

ベアリングの原理
上のイラストでは、石を引こうとしてそれを押しとどめようとする反対の力(=摩擦力)
が働いています。摩擦力は接触する2つの物体の間に発生し、ものの重さに比例
して大きくなります。
左のイラストは到底引くことの出来ない摩擦力が発生していますが、右のイラストの
ように石の下に玉や丸太などを入れると摩擦力が小さくなり、軽く動かすことが
出来ます。これがベアリングの原理となります。

 

ベアリングの種類

ベアリングは、転がり軸受と滑り軸受の2種類に大きく分かれます。
転がり軸受は外輪と内輪の間に玉やころを入れて転がり運動をする軸受、滑り軸受は
軸と軸受の接触で滑り運動をする軸受です。
転がり軸受 滑り軸受
転がり軸受 滑り軸受
 特長
・摩擦が小さい
・高速回転に使用できる
・国際規格化により設計の自由度が高い
・摩擦が大きい
・断面積が小さくコンパクト
・接触面積が大きいため荷重に強い
ベアリング(軸受)分類表
 転がり軸受 玉軸受  ラジアル玉軸受  深溝玉軸受
 アンギュラ玉軸受
 4点接触玉軸受
 自動調心玉軸受
 スラスト玉軸受  スラスト玉軸受
 スラストアンギュラ玉軸受
ころ軸受  ラジアルころ軸受  円筒ころ軸受
 針状ころ軸受
 円錐ころ軸受
 自動調心ころ軸受
 スラスト軸受  スラスト円筒ころ軸受
 スラスト針状ころ軸受
 スラスト円錐ころ軸受
 スラスト自動調心ころ軸受
  軸受ユニット
 滑り軸受  球面滑り軸受
 流体潤滑(動圧)
 流体潤滑(静圧)
 自己潤滑

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