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カメットマメ知識 第29回 『セラミックスとは?』

2016年12月6日

陶器

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セラミックスとは?

セラミックスとは、簡単には「粘土を焼いた全ての製品」(窯業製品)
のことで、ガラスやセメントのような「炉中でつくる製品」をも含めます。
このようなことから現代では、セラミックスは「非金属・無機材料で、
その製造工程において高温処理を受けたもの」となります。
セラミックスは、硬くて耐熱性、耐食性、電気絶縁性などに優れています。
      セラミックスの分類

 

セラミックスの分類

セラミックスの中でも、特にエレクトロニクス産業をはじめ、各種産業
用途に用いられる磁器は高い性能や精度が要求されることから
「ファインセラミックス」と呼ばれ区別されています。
当社のレベルセンサの一部の製品で、この「ファインセラミックス」を
使用しています。

classification

ファインセラミックスの種類

ファインセラミックスにもいろいろな種類がありますが、その一部を紹介します。
区分 名称 特長
酸化物 チタン酸
バリウム
セラミックスの中でも高い誘電率を持ち、電気を
ためる性質に優れているため、主にコンデンサ部品
材料に使われます。
チタン酸
ジルコン酸鉛
電気信号を加えると振動したり、反対に振動を電気
信号に変える働きを持つ圧電材料です。
フェライト セラミックス磁性体です。
透磁率が高く、電気抵抗と耐摩耗性が大きいので
磁気ヘッドや高周波用磁芯として広く用いられて
います。
アルミナ ファインセラミックスの代表として最も広く利用
されている材料です。
機械的強度、電気絶縁性、高周波損失性、熱伝導率、
耐熱性、耐摩耗性、耐食性が良好です。
ジルコニア ファインセラミックスの中で、最も高い強度と
靭性をもったセラミックスです。従来は不可能
とされていた刃物(ハサミや包丁など)にも
利用されています。
非酸化物 窒化
アルミニウム
熱伝導率が高いので、放熱性が求められる半導体
部品のパッケージ材料などに用いられています。
窒化ケイ素 高温における強靭性、耐熱衝撃性に最も優れ、
軽量で耐食性も高いため、エンジン部材として
最適の材料です。

 

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