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カメットマメ知識 第24回 『レーザー溶接とは?』

2016年12月2日

レーザー溶接

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レーザー溶接とは?

レーザ溶接(レーザビーム溶接)は、集光された高エネルギー密度熱源の
レーザービームを当ててその光エネルギーにより溶接部を加熱して行う
溶接です。
レーザ光源としては、CO2レーザやYAGレーザなどがあります。
YAGは(イットリウム(Yittrium)・アルミニウム(Aluminium)・ガーネット
(Garnet))の略です。

レーザー溶接とTIG溶接の違い

レーザー溶接 TIG溶接
イメージ レーザー溶接 TIG溶接
長所 ・操作が簡単
・熱入力が低い
(歪み、ヒケ、酸化が少ない)
・高精度な肉盛、溶接が可能
・狭い溝、内角の隅肉、穴の底面
などの肉盛が可能
・予熱、後熱が不要
・肉盛スピードが速い
・下向きの他に上向きの肉盛も可能
短所 ・量産で肉盛する際、スピードが
遅く時間がかかる
・熟練を要する
・熱入力が大きい
(歪み、ヒケが大きい)
・余肉が大きい
(仕上げ時間と費用がかかる)

 

レーザー溶接の用途

当社製品の一部に、このレーザ溶接を利用していますが、一般的な用途として
次のような用途があります。
  •  ダイカスト、プラスチック、プレスなどの金型への肉盛
  • 各種機械部品の磨耗箇所、傷、加工ミスなどの肉盛
  • TIG溶接などの溶接不良(二番ヒケやピンホール)の補修
  • 異種金属間の肉盛・溶接
  • 薄板金属への肉盛・溶接
  • 金型、機械部品へのマーキングおよび刻印、文字消し肉盛

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