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カメットマメ知識 第22回 『不動態化処理とは?』
2016年12月2日
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カメットマメ知識
クロム
ステンレス
不動態化処理
皮膜
不動態化処理とは?
不動態処理とは、ステンレスなどの金属の表面に酸化した被膜(薄膜)を形成し、
内部を酸による腐食や、酸化などから保護する処理のことを言います。
不動態皮膜の正体は?
ステンレスに含まれるクロムが酸素と結びついて表層につくる薄く緻密な膜が
不動態膜です。このクロムリッチな膜が腐食から素地を守ります。
なぜ不動態化処理をするのか?
本来、ステンレスは大気中(酸素のある環境)で酸化膜を形成するため腐食しにくい
のですが、曲げ・絞りなどのプレス加工、切削加工や溶接などにより本来の耐食性が
失われている場合があります。
また、長期間保管されたステンレスはホコリやごみの付着で腐食の基点となる不純物
がついている可能性が高くなります。
このように、本来ステンレスがもつ酸化被膜を強固な酸化皮膜を形成させるため
不動態処理を行います。
不動態化処理の特長
外観の変化がない
寸法の変化がない
硬度の変化がない
まざまなステンレス素材に対応する
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