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カメットマメ知識 第20回 『バフ研磨とは?』

2016年12月1日

研磨加工

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バフ研磨とは?

バフ研磨加工とは、金属表面をきれいにする加工法で、綿布・麻など、
柔軟性のある素材でできた軟らかいバフに砥粒を付着させ、このバフを
高速回転させながら被加工物に押し当てて表面を磨く加工です。

どんな時にバフ研磨するのか?

  • 素材表面を滑らかにしたい場合。
  • 素材表面に光沢をだしたい場合。
  • 面粗度指定の要求がある場合。
  • バリ・面取りを行いたい場合。

加工方法

バフ 【バフの用意】
左図がバフです。
柔らかな布で出来ています。
ほかにはゴムや皮でできている
バフもあります。
研磨剤 【研磨剤の用意】
研磨剤は粘り気のあるペースト状。
これをバフに塗りつけます。
研磨加工 【バフを回転】
研磨剤を塗り終えたら、バフを回転
させます。
回転速度は、磨く製品によって
変わります。
【研磨作業】
回転しているバフに部品を押し
当てて研磨作業を始めます。
また微粒子が飛散しますので、
目を保護するためのゴーグル、
時にはマスクも装着します。

 

仕上げの種類

仕上げ種類 仕上り
#1000(キャラコ仕上げ) バフ目のない鏡面仕上げ
#800(バイアス仕上げ) 光にかざすと仕上げバフの目が見える程度の仕上げ
#400(サイザル仕上げ) バフ目が残っていて若干くもっている仕上げ
ヘアライン仕上げ 髪の毛ぐらいの細い線を表面に加工
バイブレーション仕上げ 円弧状にランダムでソフトな研磨目を与えます

 

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