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カメットマメ知識 第19回 『接地(アース)とは?』

2016年11月28日

接地

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接地(アース)とは?

接地とは、電気設備機器や電路と大地を電気的に接続することです。
接地電極という金属製の棒や板を土中に埋め込み、その電極から電線で
電気設備や電路に接続します。

接地の必要性

電気機械器具の アース棒(接地)は何の為に必要なのでしょうか。
家庭で使用する洗濯機や冷蔵庫、電子レンジにはアースが必要です。
それでは、アースにはどのような役割あるのでしょうか?
earth_img01 左図は洗濯機です。
アースを接続していない状態で漏電が発生すると
図1の赤い矢印のように漏電電流が流れ、人が
感電してしまいます。
状況によっては人が死に至る可能性もあります。
earth_img02 アースを接続していると漏電電流がアースに落ち、
人に流れる電流が0Aにはなりませんがかなり
小さくなります。
これは人よりもアースの方が抵抗が小さく電流が
流れやすいためです。
アースは必ず正しく接続しましょう。

接地工事の種類

工事種類 接地抵抗値 主な用途
 A種(第1種)接地  10Ω以下  高圧または特別高圧用の機械器具の
外箱避雷針
 B種(第2種)接地  150/IΩ以下※  変圧器2次側の接地
 D種(第3種)接地  100Ω以下  300V以下の機械器具の外箱
 C種(特別第3種)接地  10Ω以下  300Vを超える機械器具の外箱

※I=高圧電路の一線地絡電流[A]
普通の電気製品の接地抵抗はD種接地で100Ω以下です。

 

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