TERMINOLOGY
専門用語集

接地(アース)とは?

接地とは、電気設備機器や電路と大地を電気的に接続することです。 接地電極という
金属製の棒や板を土中に埋め込み、その電極から電線で 電気設備や電路に接続します。

接地の必要性

電気機械器具の アース棒(接地)は何の為に必要なのでしょうか。 家庭で使用する
洗濯機や冷蔵庫、電子レンジにはアースが必要です。
それでは、アースにはどのような役割あるのでしょうか?

左図は洗濯機です。
アースを接続していない状態で漏電が発生すると
図1の赤い矢印のように漏電電流が流れ、人が
感電してしまいます。
状況によっては人が死に至る可能性もあります。
アースを接続していると漏電電流がアースに落ち、
人に流れる電流が0Aにはなりませんがかなり
小さくなります。
これは人よりもアースの方が抵抗が小さく電流が
流れやすいためです。
アースは必ず正しく接続しましょう。

接地工事の種類

工事種類 接地抵抗値 主な用途
 A種(第1種)接地  10Ω以下  高圧または特別高圧用の機械器具の
 外箱避雷針
 B種(第2種)接地  150/IΩ以下※  変圧器2次側の接地
 D種(第3種)接地  100Ω以下  300V以下の機械器具の外箱
 C種(特別第3種)接地  10Ω以下  300Vを超える機械器具の外箱

※I=高圧電路の一線地絡電流[A] 普通の電気製品の接地抵抗はD種接地で100Ω以下です。