ダストモニターってどんなものですか? | |
排ガス内のダスト濃度を計測するものです! |
どうして必要なんですか? | |
ダスト濃度には大気汚染防止法により排出濃度の "基準値"、"測定義務"や"測定頻度"が 定められているのです。 |
ダストモニターがないと"手分析"という方法で、 人の手でダストを吸引して計測、計算します。 さらに手分析は人力測定のため、測定精度が 一定ではありません。 |
ダストモニターは自動で濃度測定できるんですね! でもどうやってダスト濃度を測っているんですか? |
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ダストモニターには様々な種類がありますが…… 今回は、こちらの弊社の代表的な製品 エレクトロダイナミック方式でご説明しますね! |
まず、ダストモニターのセンサをダクトに 取り付けます。 |
ダスト粒子は流れると空気摩擦や衝突で帯電します。 帯電したダスト粒子がセンサ周りを通過した際に、 静電誘導を利用して交流電流を取り込みます。 (直接センサ衝突時に生じる摩擦電流はキャンセルします) |
つまり、非接触で計測するため センサにダストなどが付着しても 影響を受けにくいのです! (他の摩擦電荷方式は付着に弱いです) |
どういう用途で使用するのですか? | |
ダスト濃度が規制値を超えていないか監視する場合と、 集じん機(例:バグフィルター)性能に問題がないかを 監視する場合と分かれます。 |
近年は排ガス規制が厳しくなっているため、 集じん機の性能を監視する用途が増えてきていますね。 |
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そうなんですね…… 集じん機の監視ってどのようにするんですか? |
一般的には集じん機出口のダスト濃度を計測することで、 性能を監視、早期に設備の異常を発見します。 集じん機はろ布についたダストをパルスジェットで順番に 払い落とします。払い落す時、瞬間的にダスト濃度が 上がるため、どのろ布を測定したのか判断できます。 |
しかしこの時、ろ布に異常があると払い落すダストが 吹き出てしまい、異常があるろ布の時のダスト濃度が 急激に上昇します。 |
急激なダスト濃度の上昇=ろ布に異常がある ということなので、設備の停止、点検や交換を適切に 行うことが可能です。 |
ダストモニターでダスト濃度測定することで、 環境保全や設備の異常監視ができるのです! |
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環境保全に役立つすごいものなんですね! |
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